合鍵作成はどこでできる?価格や時間、複製可能な鍵の種類を徹底解説!
鍵を無くして困っている…
合鍵を作りたいけどどうしたらいいのかわからない…
このように、合鍵作成に関するお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、合鍵作成は鍵の種類によって価格や作成までの時間が変わるため、正確な情報を入手しなければ必要なタイミングまでに間に合わなかったりする問題が発生します。
今回の記事では以下のことについて解説しています。
- ⚫︎合鍵を作成できる場所
- ⚫︎作成できる鍵の種類
- ⚫︎合鍵作成が完了するまでの時間
最後まで読んでいただくことで、合鍵作成に関する正しい知識を得て、安心して合鍵作成の依頼をすることができます。
合鍵を作成できる場所は?
合鍵はどこででも作成できるわけではありません。合鍵の作成を請け負っているのは以下のような場所です。
- ⚫︎金物屋
- ⚫︎ホームセンター
- ⚫︎鍵屋
ただし、鍵にはいくつかの種類があり、全ての種類の鍵の合鍵を作成できるわけではないことに注意が必要です。
特に金物屋やホームセンターは既存の鍵を複製するだけになりますので、メーカー純正の鍵などを複製することはできないと考えておいた方が良いです。
高い精度が求められる鍵やメーカーでないと複製できない鍵などが存在することから、合鍵の作成は専門の鍵屋に依頼することをお勧めします。
次の章で、鍵を作るならば専門の鍵屋に依頼した方がいい理由を解説します。
合鍵を作るなら専門の鍵屋に依頼したほうがいい理由3選
前章で述べた通り、合鍵を作るならば専門の鍵屋に依頼した方が良いです。その理由は以下の3点です。
- 金物屋やホームセンターでは手持ちの鍵しか複製できないから
- 鍵屋は純正の鍵を作成できるから
- 幅広いタイプの鍵の種類に対応しているから
それぞれを節に分けて詳しく解説します。
金物屋とホームセンターは手持ち鍵の複製しかできない
金物屋やホームセンターでは手持ちの鍵を複製することしかできません。
その理由は、元となる鍵の形と同じ形になるように金属の棒を加工することで合鍵としているからです。
例えば、今使っている鍵が折れてしまったので同じ鍵を作り直したい、今は鍵を持っていないけれど合鍵を作成したいといったニーズには応えられないケースがほとんどですので注意しておきましょう。
また、複製できる鍵の種類にも限りがあります。
賃貸物件などでよく利用されている、両面もしくは片面がギザギザしている型の鍵(シリンダーキー)しか複製できないことが多いようです。
純正の合鍵を作成できる
鍵屋に合鍵作成を依頼することで純正の合鍵を作成することができます。
元となる鍵を作ったメーカーでもあるため「合鍵の形状が合わずに開錠することができなかった」といったトラブルが発生する可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
また、鍵の精度が良いことで扉についている鍵(受け側)へのダメージが少なくなるメリットもあります。
純正の合鍵を利用した方が摩耗や故障を起こさずに長い期間利用できることも考えられます。
また、鍵によっては純正のメーカーでしか合鍵を作成できないことがあります。例えば防犯のために合鍵が何本存在するかをメーカーで管理している場合です。
この場合には、専門の鍵屋でしか合鍵を作成できないので注意しておきましょう。
幅広いタイプの鍵に対応している
鍵は両端がギザギザしているシリンダーキーや表面がデコボコしているディンプルキーなど、いくつかの種類があります。
金物屋やホームセンターでは限られたタイプの形状の合鍵しか作成することができませんが、専門の鍵屋では幅広いタイプの鍵の合鍵を作成することができます。
セキュリティーの高い特殊な鍵をお持ちで、どこに依頼したら合鍵を作成してもらえるのかわからない場合には専門の鍵屋に相談することをおすすめします。
鍵屋は本業として鍵の作成を行なっている業者であるため、信頼して合鍵の作成を依頼することができます。
合鍵作成できる鍵の種類
鍵はいくつかの種類があります。鍵の種類によって合鍵作成の金額や作成にかかる時間も大きく変わってきます。
この章では鍵の種類について解説します。ご自身がお持ちの鍵はどのタイプにあたるのかを確認してみましょう。
ディスクシリンダーキー
ディスクシリンダーキーは鍵が“く”の字に曲がっており、その両側がギザギザしているタイプの鍵です。
大手の鍵メーカー美和ロックが製造したもので、1950年ごろから販売、1970年ごろに広く普及しました。
ディスクシリンダーキーはピッキングに弱いデメリットがあり、1990年ごろにはこの鍵を設置している住宅の空き巣被害が多発した事実もあります。
現在では廃盤となっているタイプの鍵ですが、一部の古い家やアパートでは交換されずに使われている可能性があります。
ディスクシリンダーキーは他の鍵と比べると合鍵作成の難易度は低く、元の鍵があれば金物屋やホームセンターでも複製が可能です。
ロータリーディスクシリンダーキー
ロータリーディスクシリンダーキーは現在最も普及している鍵です。
ロータリーディスクシリンダーキーはディスクシリンダーキーと形状は似ていますが、ディスクシリンダーキーよりもピッキングに強い特徴があります。
ロータリーディスクシリンダーキーはディスクシリンダーキーの後継版の位置付けです。
ロータリーディスクシリンダーキーがディスクシリンダーキーよりもピッキングに強い理由は、ピッキングした時に開錠できたことを示す“ピンが揃った感覚”を掴みにくいためであると言われています。
ロータリーディスクシリンダーキーの合鍵作成も、元の鍵があれば金物屋やホームセンターで依頼することができます。
ディンプルキー
ディンプルキーはその名の通り、表面にディンプルと呼ばれるくぼみがある形状の鍵です。
鍵穴の形状は通常の鍵と大きく変わらず、鍵とピンの形状が一致することで開錠できる仕組みとなっています。
最近ではディンプルキーのセキュリティーの高さが注目されており、ディンプルキーを採用している家やマンションも多くあります。
ディンプルキーを使うメリットはやはりピッキングのされにくさです。
ディンプルが増えるほどピッキングされにくくなるとともに、一つのディンプルでもくぼみの形状が異なれば、全く別の鍵になります。
登録制で番号を提示しないと合鍵が作成できないタイプのディンプルキーもあります。
このように精密さが求められる鍵であり、かつ合鍵作成のための認証を行う必要があることから、専門の鍵屋でしかディンプルキーの合鍵を作成することはできません。
ウェーブキー
ウェーブキーは波形のうねりが鍵の表面に刻まれたタイプの鍵を指します。シリンダーキーのように両端がギザギザしているしているタイプではありません。
ウェーブキーはピッキングに強く、防犯性が高い鍵として広く利用されています。従来は車の鍵として採用されていましたが、その防犯性の高さから現在では金庫の鍵としても用いられるようです。
ウェーブキーのピッキングが難しい理由は、鍵の受け手側にサイドバー方式と呼ばれる、特殊な金属をシリンダーの内部に設置する仕組みを取り入れているためです。
ピッキング専用の道具を用いても開錠できず、10分以上の耐ピッキング性能があります。一般的には耐ピッキング性能が10分以上であるとセキュリティーは十分だと言われます。
ウェーブキーはセキュリティーが高い鍵である一方で、合鍵の作成には高度な技術と専用の機械がないと難しいです。
ウェーブキーの合鍵を作成したい場合には専門の鍵屋に相談しましょう。
合鍵作成が完了するまでの時間
合鍵を作成したいと考えた時、合鍵が出来上がるまでの時間が気になる方も多いのではないでしょうか。
合鍵作成が完了するまでの時間は鍵の種類や作成方法によって異なります。
この章では合鍵が出来上がるまでの時間について解説します。
複製するだけなら作業時間は長くても30分ほど
金物屋やホームセンターで元の鍵から合鍵を作成してもらう場合には、合鍵が出来上がるまでにかかる時間は約30分ほどです。
その場で合鍵を作成してもらう場合、複雑な形状の鍵ほど合鍵が出来上がるまでの時間は長くなります。
ディスクシリンダーキーやロータリーディスクシリンダーキーは合鍵作成の難易度も低く、業者によっては5〜10分で対応してもらえるケースもあります。
一方でディンプルキーなど複雑な構造をしており、かつ精度が求められる鍵の場合には1時間ほどかかる場合もあるようです。
発注が必要な純正品なら20日前後かかる
鍵屋に依頼して合鍵を作成してもらう場合には、発注から実際に合鍵を受け取るまでに20日前後かかってしまうようです。
特に登録制の鍵では、合鍵の作成は鍵の所有者本人しか依頼することができず、所有者であることを確認するための情報を提供する必要があります。
具体的には専用の注文用紙をプリントアウトし、必要事項を記入して書留郵便で送ることです。
このように合鍵作成までに対応しなければいけない作業があるため、合鍵を作成して受け取るまでには長い時間を要してしまいます。
合鍵が手元に届くまでには時間がかかるため、合鍵が必要になる時を見越して逆算したうえで鍵屋に発注することをおすすめします。
合鍵作成するときの注意点
合鍵を作成するときに気をつけなければならないことはいくつか存在します。この章では合鍵を作成する時の確認事項について解説します。
必要な分だけ作成する
合鍵は必要な分だけ作成しましょう。合鍵を作成すればするほど管理が大変になりますし、紛失や盗難のリスクも高まってしまいます。
念の為にと、必要以上の合鍵を作成しておこうとするのは避けるべきです。
その合鍵の用途を考えて合鍵作成を依頼することで必要分の合鍵が何本なのかを把握することができます。
賃貸住宅の場合には合鍵を作成する許可を大家さんにとる
賃貸物件や店舗などその物件の管理者がご自身でない場合の合鍵作成はあらかじめ管理者に許可を取っておく必要があります。
許可を取るべき相手は具体的には、賃貸物件であれば大家さんかもしくは管理会社、店舗であればその店舗の責任者か本部です。
許可を取らずに合鍵を作成してしまうと管理者が把握している合鍵の数と実際に存在する合鍵の数が異なってしまい、トラブルに発展する恐れがあります。
許可なしに合鍵を持っていることで退去後に不法侵入しようとしているのではないか、とあらぬ疑いをかけられてしまうことも考えられます。
また、合鍵を作成した場合には退去時に合鍵も含めて返却することを忘れないようにしましょう。
登録制の鍵は純正品しか作成できない
鍵の種類によっては登録制になっており、簡単に合鍵が作れない場合があります。特にディンプルキーはこのケースに当てはまります。
このような鍵を登録制シリンダーの鍵といいます。
通常、鍵屋でディンプルキーの合鍵を作る場合、鍵に記載されている鍵番号を知らせることで依頼できます。
しかし、登録制シリンダーの鍵だと鍵の所有者として登録した人のみしか合鍵の作成を依頼できないことに加え、登録制シリンダーを設置した時に受け取るセキュリティーカードのセキュリティー認証ID番号を提出する必要があります。
登録制シリンダーの鍵の合鍵を作りたい場合には、専門の注文用紙を準備して、セキュリティーIDを含めた必要事項を記載、書留郵便で送付するような手続きが必要となります。
合鍵で合鍵を作るのは避けたほうがいい
金物屋やホームセンターで作られた合鍵は、元の鍵の形状と同じになるように金属の棒を削って作られます。
開錠することはできるかもしれませんが、元の鍵と完全に形状が一致しているかというとそうではありません。この方法で作成する合鍵の精度には限りがあります。
そのため、合鍵から合鍵を作成してしまうと、さらに元の鍵との形状のバラツキが大きくなってしまい、精度の低い鍵となってしまいます。
このような理由から、合鍵で合鍵を作成するのは避けた方が良いでしょう。
適切な業者に依頼する
合鍵の作成は信頼のおける適切な業者に依頼すべきです。
鍵の形状はプライバシーに関わるものであり、その情報を悪用しようと思えば悪用できてしまいます。
例えば、合鍵作成時に名前や住所などを記載し、実際に合鍵を作成するシーンを考えます。
この時に、渡すものとは別に合鍵を作成しておくことで、個人情報と鍵があることから空き巣が可能となってしまいます。
このような状況に陥る可能性がゼロではないため、身の安全を守るためにも合鍵の作成は信頼できる専門の鍵屋に依頼することをおすすめします。
合鍵を作成したらマスターキー(元の鍵)は保管しておく
合鍵を何年も利用していると傷や摩擦によってどんどんと形状が変わっていくことが考えられます。
最終的には、その合鍵では開錠できなくなってしまったり、鍵穴の形状が変わってしまい、新しく取り付けしなおさなければならないなどの問題に発展してしまいます。
このような不測の事態に備えるため、いつでも新しい合鍵を作成できるようにマスターキーを適切に保管しておきましょう。
前述の通り、合鍵から合鍵を作成することは避けるべきですし、業者によってはそれを断られることもあります。
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- 外出中に鍵を無くしてしまって家に入れなくなった…
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カギの生活救急車は鍵のプロフェッショナルであるため、専門的な知識を生かした対応が可能です。ドアクローザーの取り付けやドアの修理など鍵やドアに関するお悩みごとはぜひお気軽にご相談下さい。
ただし、専門の鍵屋でないと作成できない合鍵については対応が難しい場合があります。一度、お電話にてお問い合わせください。
まとめ
この記事では合鍵の作成を考えていらっしゃる方向けに、以下の情報を解説しました。
- ⚫︎合鍵を作成できる場所
- ⚫︎作成できる鍵の種類
- ⚫︎合鍵作成が完了するまでの時間
結論としては、合鍵は専門の鍵屋に依頼するのがおすすめです。鍵の種類によっては金物屋やホームセンターでは作成できないことがあります。
また、合鍵の作成にかかる時間は鍵の種類やどのような手段で作成するのかで異なります。
もしも鍵の紛失など、早急に新しい鍵が必要な場合には一度、カギの生活救急車までお問い合わせください。年中無休でカギのお悩みを解決します。
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開かないトラブルに対しては、対処方法のアドバイスや出張作業が可能です。鍵を交換する場合も、カギの生活救急車なら古い鍵の取り外しから新品の取り付けまで一貫対応できます。
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