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近所のスポット

栗東市 エリア情報

栗東芸術文化会館さきら

栗東芸術文化会館さきらは、「まちづくり・ひとづくりの拠点・芸術文化情報の受発信の拠点・交流の拠点」として建てられた施設で、豊かな緑や水に囲まれた憩いの空間となっており、音楽を主目的とした大ホール、劇場型の中ホール、発表会や講演に適した小ホールの他、野外ステージや水上ステージ、研修室、スタジオなどがあるそうです。愛称の「さきら」は、「才気・先端・将来」を表わす日本の古語からきており、一人ひとりの才気を磨いて、情報の発信を行い、その先端を担うという意味が込められているそうです。

栗東市（りっとうし）は、滋賀県の南西部に位置する市。はかりの生産量が日本一です。1991年に栗東駅が開業したことや、名神高速道路栗東インターチェンジが設置されており自動車の便が非常に良いこと等から人口が急速に増加し、2001年10月1日に市制を施行しました。全国的には、“関西馬”の御膝元である日本中央競馬会（JRA）の栗東トレーニングセンター（トレセン）があることで「馬のまち」として有名です。

滋賀県の南部に位置します。市内には、東海道新幹線やJR東海道本線、名神高速道路、新名神高速道路、国道1号線、国道8号線など日本の大動脈が通っています。

かつては田園地帯が広がっていましたが、高速道路のインターチェンジ（IC）があるなど道路交通の要衝になっていることや、大都市の近くにあることなどから、多数の企業が進出しました。また1991年には栗東駅が開業し、京都や大阪への通勤が便利になりました。これらの要因から住宅開発が急速に進み、人口が急増しました。総人口は1996年に5万人を突破し、2011年には6万5千人に達しました。

市内には工場や流通業務施設が多数立地しているため財政力指数は高く、1983年から27年連続で不交付団体になったことがありますしかし、過去に大型公共施設への投資などを行ったため多額の負債を抱え、財政は良好ではありません。景気の低迷によって2008年以降は急速に税収が落ち込み、2010年からは普通交付税の交付団体になっています。

税収の多さや出生数の多さなどが評価され、東洋経済の「住みよさランキング」では、2005年と2007年に全国1位を取ったのです。しかし、2008年以降は毎年順位を落としておりです（ただし、調査が行われなかった2011年は除く）、2013年は全国41位となっています。

野洲川 安養寺山 金勝山 金勝寺

歴史

1954年（昭和29年）10月1日 - 栗太郡治田村・葉山村・金勝村・大宝村が合併して栗東町が発足。 1956年（昭和31年）9月1日 - 大字渋川が草津市に編入。 2001年（平成13年）10月1日 - 栗太郡栗東町が市制施行して栗東市となります。

人口

2010（平成22）年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、6.32％増の63,652人で、増減率は県下19市町中3位。

また同調査によると、年少人口比率は19.5%（全国で8番目に高い）、高齢化率は14.6%（全国で14番目に低い）。

国立社会保障・人口問題研究所が2013年3月に発表した推計によると、栗東市の人口は2040年まで増加し続けると予想されています。

栗東市の合計特殊出生率（平成20～24年の５年間平均）は1.99で、滋賀県の市町村中では圧倒的に高く、全国の市区町村中でも28位です。

行政

栗東市は元々は田の多い場所だったのですが、トレーニングセンターの開設や、栗東インター開業による企業進出によって人口・税収ともに急増しました。さらに、たばこ小売業者を低利子で誘致した結果、多額のたばこ税収入がありです（一時は税収の25%をたばこ税が占めた）、財政的に見て非常に豊かだったのです。このため市は人口増加を見込み、栗東芸術文化会館さきら、環境センターといった大型公共施設を建設し、公園や児童館を多く造るなど子育て環境を整えました。

しかし法令の改正などによって2005年ごろからたばこ税収入が大幅に減少、また2008年に発生した世界同時不況によって法人市民税や個人市民税が減少し、2010年には28年ぶりに地方交付税が交付されました。さらに新幹線の新駅が中止になって土地開発公社の経営が困難になり、広大な土地が塩漬けになりました。また、追い討ちをかけるように、たばこ小売業者への貸付金返済が滞る等、これらの要因によって、2011年度決算で公債費比率が19.9%、将来負担比率が281.8%（ただし実質赤字比率、連結実質赤字比率は共に無し）、市債残高が約591億円と非常に厳しい財政運営を強いられています。

一方、リチウムエナジージャパンが栗東市に本社を移転し、栗東第一工場が稼働しました。リチウムエナジージャパンからは栗東第一工場稼働後の10年間で13億円の純税収（税収から、企業に交付する奨励金を引いた額）を、その後には毎年2億円の税収をそれぞれ見込んでいます。

極めて厚い企業優遇

市は積極的な企業誘致を進めるため、市内に工場や倉庫を新設、移転、増設した企業に対し、固定資産税の2分の1相当額の奨励金を、企業に最大で10年間交付するという条例を設けていて、全国最高レベルの企業優遇を行なっています。

2008年に発生した不況によって、市の雇用状況が大きく悪化しました。県工業統計によると、2008年から2010年の2年間で、市内工業の従業員数が1283人（14.4%）減、製造品出荷額が1005.5億円（28.0%）減、付加価値額が397億円（31.9%）減と大幅に減少しました。特に2010年は、大多数の自治体で工業が回復している中で、栗東市の工業は縮小が目立ったのです。

これに伴って、2007年から2010年の3年間で市の税収が22億円減少し、また人口の社会増加率も2009年が－0.53%、2010年が-0.98%（滋賀県統計）と大幅なマイナスになりました。

このような厳しい社会情勢をうけ、2010年11月に就任した野村昌弘市長は、企業優遇で活力を生み出す政策を展開しました。財政難を理由に「新・集中改革プラン」で市民サービスを削減する一方で、進出企業には多額の奨励金を交付し、またトップセールスとして企業訪問を続けています。これらの企業優遇政策や景気の回復によって2011（平成23）年以降、市内では工場の新設や増設が活発に行われています。県工業統計によると、2011（平成23）年は2010（平成22）年に比べ、市工業の製造品出荷額等で32.6%増（増加率は県内1位）、付加価値額等は57.4%増（増加率は県内2位）となり、概ね2008（平成20）年の水準まで回復しました。これに伴って2012（平成24）年度以降は税収も増加していて、2014（平成26）年度より、中学生までの入院費が無料化されました。そして2015年秋からは、小学生未満の医療費が無料化される予定です。しかしながら、全国的に実施が進んでいる中学校給食については、給食センター建て替え案があるものの、依然保護者等の弁当に頼っていて、審議検討は行われていません。

歴代市長

2014年11月9日実施予定だった市長選では、現職の野村昌弘氏が無投票で再選しました。

広域行政

湖南広域行政組合（湖南広域消防局）

消防、第二次救急医療、屎尿処理を行います。構成は栗東市、守山市、草津市、野洲市。栗東市は消防に関しては中消防署（旧：南消防署）の管轄となります。

土地開発公社

市土地開発公社（以下、公社）は平成23年度末現在で約11haの土地を所有していて、それらの土地の簿価（購入価格と利息の和）は約165億円となっています。負債額は市税収の1.3倍に達していて、市の財政を圧迫しています。

公社は1992（平成4）年4月に設立され、大型公共施設の用地買収や、新幹線新駅計画地の用地買収などで活躍しました。しかし、地価下落の長期化や、2007年10月の新幹線新駅中止によって保有地の含み損が大きくなりました。また新駅の中止は金融機関の信用低下を招き、公社は資金繰りに窮しました。市は公社に対して債務保証をしているため、公社の経営が破綻した場合は市が公社の債務を肩代わりしなければならず、市財政が破綻するといわれています。

公社保有地1m2あたりの平均簿価は約15万円で、市内の商業地の最高地価とほぼ同額です。一方で、時価（売却価格）は約35.5億円と簿価の21.5%にとどまり、差損は約129.7億円となっています。

公社経営検討委員会の報告書によると、公社について以下の問題点があることがわかったのです。

鑑定評価額を上回る額で取得している案件があったこと。 県事業への関与があったこと。（県事業の中断や延期により、利息増や地価下落などの財政面でのリスクを抱える可能性がある） 代替地を先行取得した後で事業計画が中断され、市に買い戻されないまま保有し続けている土地がありました。

公社経営検討委員会は、「公社をこのまま放置すると、市の財政が破綻する可能性がある」、「公社存続の有益性が低い」などの理由から、第三セクター等改革推進債（三セク債）を利用して公社を解散するのが最も良いという結論を出し、2014（平成26）年3月に解散しました。三セク債の借入期間は原則10年ですが、公社の負債が莫大であり10年間での返済は困難であるとして、借入期間を30年間に延長するよう手続きを行なっています。

3セク債を発行した場合、公社負債の返還費が市の公債費になるため、市の実質公債費比率が上昇します。検討委員会のシミュレーションによると、2016（平成28）年度には実質公債費比率が24.6%と早期健全化基準（25%）に近づくとされています。

経済

工業

積水化学工業 滋賀栗東工場 日清食品滋賀工場 ダイトデンソー（ダイトエレクトロングループ会社） ダイトロンテクノロジー 栗東工場（ダイトエレクトロングループ会社） イシダ 滋賀事業所 三菱重工 工作機械事業部 パナソニック電工 栗東工場（旧松下電工） スターライト工業 栗東事業所 山科精器 東洋化成工業 栗東工場 レンゴー株式会社 滋賀工場 シガMEC 宮川化成工業 滋賀事業部 スター (スーパーマーケット) 日本プレート精工 株式会社アイネス 株式会社 リチウムエナジージャパン 株式会社オーミック（鳳工業、医療インプラントなどの製造） 三恵工業（自動車部品製造） ファミリーマート総合工場（シノブフーズなど）

当市は大都市近郊にあることや、自動車の便が良く企業活動には極めて優れた立地となっています。

近年では、手原北部や蜂屋を中心に、工場や運送会社の進出が目立っています。

商業

+CASA ハーベスト

当市には、滋賀県内は元より県外にも影響力を持つ、上記の高級家具の販売を行う企業があり特筆できます。 工業誘致に集中しているため、エディオンなどは撤退し、商業系施設は草津市への依存も大きいです。

比較的大規模なスーパーは、STAR、業務スーパー、ドラッグストア、平和堂（栗東駅前）程度で、国道から離れるとコンビニも少なく、車が必須の社会です。一方、自動車販売店はかなり多く、日清食品の工場付近の国道1号線沿いに10店舗ほど集中しています。

基本的には、商業施設は草津市に依存する形となっています（草津エイスクエア、エルティ932、近鉄百貨店草津店など）。

そのため、運輸業のトラックと、各地への通勤の車と、買い物・送迎の車で、平日の朝夕と土曜日の夕方を中心に、一号線と八号線の混雑が酷くなる悪循環が生まれていて、

数少ない栗東市の公共交通サービスのバスも朝と晩は遅れてくることもしばしばです。

また、国道1・8号線の大動脈の傍らには、飲食店が多数ありますが、トラックなど大型車はコンビニぐらいしか入れるところがないです。

サイゼリヤや、めしや、焼き肉の平城園は撤退しました。また、国道1号線沿いの大橋にはエディオン、ジャンボなかむら、赤やの3店舗が1つの建物に入っていましたが、ジャンボなかむらは2014年3月に、赤やは同年9月に、エディオンは同年11月に、次々と閉店しました。エディオンの跡地はぱちんこ店が進出予定ですが、平城園の跡地利用は白紙となっています。

姉妹都市・提携都市

海外

バーミンハム市（アメリカ合衆国）

1976年　姉妹都市提携

衡陽市（中華人民共和国）

1992年　友好都市提携

教育

小学校

栗東市立金勝小学校（栗東市御園） 栗東市立大宝小学校（栗東市綣） 栗東市立大宝西小学校（栗東市霊仙寺） 栗東市立大宝東小学校（栗東市野尻） 栗東市立葉山小学校（栗東市高野） 栗東市立葉山東小学校（栗東市小野） 栗東市立治田小学校（栗東市坊袋） 栗東市立治田西小学校（栗東市小柿） 栗東市立治田東小学校（栗東市安養寺）

中学校

栗東市立栗東中学校（栗東市安養寺） 栗東市立栗東西中学校（栗東市綣） 栗東市立葉山中学校（栗東市六地蔵）

高等学校

滋賀県立国際情報高等学校（栗東市小野） 滋賀県立栗東高等学校（栗東市小野）

その他

滋賀県立聾話学校（栗東市川辺）

金融機関

銀行

滋賀銀行 関西アーバン銀行（旧びわこ銀行） 京都銀行

協同組織金融機関

滋賀中央信用金庫（旧近江八幡信用金庫） 京都信用金庫 滋賀県民信用組合 - 支店名は草津支店となっている

日本郵政

ゆうちょ銀行（郵便局）

農協・生協

栗東市農業協同組合

交通

鉄道路線

西日本旅客鉄道（JR西日本）東海道本線（琵琶湖線） - 栗東駅 西日本旅客鉄道（JR西日本）草津線 - 手原駅

両駅は草津市の草津駅を介して行き来が可能。 JR東海道線（琵琶湖線）の新快速が滋賀県内の沿線で唯一停車しない市です。

※ その他、東海道新幹線（JR東海）が米原駅 - 京都駅間で当市を通過していて、草津線は手原駅 - 草津駅間で新幹線と交差しています。

バス

くりちゃんバス

帝産湖南交通 近江鉄道バス（守山駅～済生会病院の土曜日1往復だけという無意味な路線であったため2014年撤退〈栗東市交通安全課より〉） 滋賀バス くりちゃんバス（栗東市のコミュニティバス）

栗東市南部のみ手厚く展開しており(山と坂で不便な土地柄)、草津線より北側は、公共交通機関が少なく一日3便の市役所～済生会の循環バス（くりちゃんバス）と、一日7-9便の滋賀バス草津駅～伊勢落・石部駅の路線のみです。市の住民サービスの捉え方が現れているとも言えます。

道路

市の中心部には名神高速道路の栗東インターチェンジがあり、加えて国道1号線と国道8号線の結節点があるなど、輸送に好都合な条件であることから各種工場や流通業務施設が立地していて、優れた道路輸送の利便性が市の発展に大きく貢献しています。

高速自動車国道

名神高速道路

栗東IC 栗東湖南IC

市南部を新名神高速道路が約4kmにわたって通過しています。約4kmのうち、大部分が近江大鳥橋と金勝山トンネルで構成されています。金勝山トンネルの前後の区間は標高が300mほどあります。

また市の中央部を名神高速道路が縦断しています。栗東市内の区間は新名神高速道路の開通後に交通量が減ったものの、北陸や岐阜・長野方面と関西を結ぶ大動脈になっているため、昼夜を問わず交通量が多いです。降雪時を除けば平日に渋滞することは少ないですが、上り線は栗東インターチェンジで車線減少するため、連休の際には激しく渋滞します。

一般国道

国道1号 国道8号

主要地方道

滋賀県道2号大津能登川長浜線 滋賀県道4号草津伊賀線 滋賀県道11号守山栗東線 滋賀県道12号栗東信楽線 滋賀県道31号栗東志那中線 滋賀県道42号草津守山線 滋賀県道55号上砥山上鈎線

一般県道

滋賀県道113号石部草津線 滋賀県道116号六地蔵草津線 滋賀県道117号川辺御園線 滋賀県道145号片岡栗東線 滋賀県道157号高野守山線

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

小槻大社 大野神社 高野神社 三輪神社 出庭神社 日吉神社（蜂屋・上砥山） 宇和宮神社 十二将神社 天満宮（手原・辻・出庭） 中天満宮（出庭） 鈎陣所跡 - 室町時代の長享元年（1487年）、将軍義尚が近江守護六角高頼征伐のため親征し、合戦が行われます（鈎の陣）。義尚は鈎に陣所をおき、上鈎の永正寺に鈎陣所跡として遺構が残されています。 九品（くぼん）の滝 金勝寺（こんしょうじ） 馬頭観音 - 栗東市街や琵琶湖を一望できます。金勝山ハイキングコースの入り口に位置し、ここまで舗装道路があって自動車で行くこともできます。10台ほどの駐車スペース（駐車料金は無料）があり、桜の季節や登山シーズンにはたくさんの人が訪れます。 狛坂磨崖仏 - 栗東市南西部の山中にあります（新名神高速道路金勝山トンネルの真上にある）、高さ約6m、幅4.5mの花崗岩に彫られた磨崖仏。見るためには山を歩かなければならないですが、金勝山ハイキングコースの一部になっていて、多くの登山客が訪れています。

毎年4～6月、10～11月の土日祝には、手原駅から金勝寺まで「こんぜめぐりちゃんバス」が運行されています（大野神社や九品の滝、金勝山県民の森などで乗降することもできる）。

栗東八景

1989年（平成元年）選定。

大宝神社 ～青麦の薫風～ 新善光寺 ～彼岸の繁華～ 東方山安養寺 ～泉面の雪花～ 旧和中散本舗（江戸時代の薬屋） ～積日の海道と城跡～ JRA栗東トレーニングセンター ～払暁の駒音～ 栗東自然観察の森 ～飛翔の羽音～ 金勝寺 ～夏清の幽玄～ 金勝山県民の森 ～陽春の風光～

出身有名人

栗東トレセンの影響からか、競馬騎手が目立ちます。それ以外にもプロ野球・サッカー選手が多いのも特徴です。

服部岩吉（政治家、滋賀県の初代民選知事） 武邑尚邦 （龍谷大学学長・浄土真宗本願寺派勧学寮頭を務めた仏教学者・僧侶） 武豊（騎手） 武幸四郎（騎手） 福永祐一（騎手） 池添謙一（騎手） 飯田祐史（騎手） 柴田博之（元プロ野球選手、西武ライオンズ） 吉本峰之（お笑いコンビ、ストリーク） 森田まさのりです（漫画家） 田村忠義（元プロサッカー選手、元ガンバ大阪） 田中大輔（元プロサッカー選手、元清水エスパルス） 橋内優也（プロサッカー選手、徳島ヴォルティス） 橋内竜真（元プロサッカー選手、元FC岐阜） 竹岡和宏（プロ野球選手、福岡ダイエーホークス・福岡ソフトバンクホークス） 川畑愛希（バレーボール選手、岡山シーガルズ） 小林豊（俳優）