蛇口水漏れ 水道水漏れ!原因を知って自分で修理
蛇口の修理が必要なタイミングは?
🤔 蛇口の寿命は、約10年と言われています。家族が毎日使うような蛇口であれば、もっと早く故障をすることもあります。故障と言っても、ポタポタと水が漏れるようなものから、大量に水が出てしまったり、出なくなったり…様々です。ポタポタと垂れる水漏れくらいであれば、あまり気にせず使い続けている方が多いと思います。
では、蛇口のどんなタイミングで修理をすると、寿命を延ばすことが出来るのでしょうか。
☛ 蛇口からの水が止まらない・水が出ない場合は、すぐに水道修理の業者に連絡することをおすすめします。この場合は、個人で修理するのが難しく、あまり長い時間放っておくと被害が広がってしまう可能性があります。
水がポタポタと漏れていたり、蛇口の取り付け部分から水が溢れている場合は、自分で修理できる可能性があります。部品が劣化していたり、取り付け部分がずれているだけかもしれません。
この状態でも、問題なく蛇口は使えるので放置しがちですが、あまり長い期間放置していると修理では直すことができなくなります。小まめな蛇口修理で寿命を延ばすことができます。
また、使っている時に蛇口のハンドルやレバー、吐水口が取れてしまった場合は、経年劣化の可能性があるので、修理というよりも蛇口自体を新しく交換することになります。
壁に付いている蛇口の水漏れは自分で直せる?
💁 蛇口が原因の水漏れなら自分で修理できるかもしれませんが、壁の中にある水道管に原因があった場合は個人では修理できません。
なぜ修理できないかというと、家の水道管は『大量の水』が通っています。それを修理・交換などをする作業は、専門技術がないと『大量の水』が流れだしてしまう可能性があるからです。まずは、水道の業者に相談をしてみましょう。
水漏れが原因で配管が錆びていることも!
🔧 壁に取り付けてある蛇口から水漏れがある場合は、蛇口が原因ではなく壁の中にある水道の配管や、蛇口との接続部分に問題がある可能性があります。見極めが難しいので、水道業者に調査を依頼することをおすすめします。
☛ 壁の中にある水道管は、個人では修理できない範囲になります。なぜ個人でできないのかというと、家の水道管は『大量の水』が通っています。それを修理・交換などをする作業は、専門技術がないと『大量の水』が流れだしてしまう可能性があるので、個人での修理ができない範囲とされています。
配管が錆びていたら、早めに水道業者に相談をしましょう。
水道から出る水が「赤い」時は要注意!
🚱 長く家を空けていたり、あまり使っていない蛇口から出した水が『赤く濁っていた』ことはありませんか?
それは蛇口から続く水道管の中が錆びて、その錆が水に交じって出てきています!1分以上水を出し続けても、水が透明にならない場合は、水道管の交換が必要となります。
☛ 赤色の原因は鉄なので、誤って飲んでしまっても体に吸収はされにくい物質ですが、お腹を壊してしまう可能性があります。
長く放置したわけでもないのに『赤く濁った水』が出る場合は、水道工事の影響で一時的に濁っているだけかもしれません。1分以上水を出し続けると、いつもの透明な水に戻るはずです。この時出した水は、飲んだり・洗濯以外のお掃除やお花の水やりなどに活用することをおすすめ致します。
※近所で水道工事する旨の通知があったかもしれません。確認してみましょう。
もしも、水の質に不安を感じる場合は浄水器を蛇口に設置すると、飲み水をおいしくすることができます。
蛇口からぽたぽたした水漏れの原因は何?
💁 原因は、蛇口内部の「コマパッキン」の劣化かもしれません。
コマパッキンは、蛇口の水の流れを調整する役割があります。その部品が劣化すると、止めれるはずの水が止まり切らずポタポタと水が漏れてしまいます。
コマパッキンを交換することでその水漏れは直すことができます。
蛇口のぽたぽた水漏れはコマパッキン交換で直せる!
💧 キッチンや洗面所の蛇口からポタポタと水道が漏れてお困りではありませんか?
その水漏れの原因は、蛇口内部の『コマパッキン』の劣化が原因かもしれません!
☛ 『コマパッキン』は、別名『ケレップ』とも呼ばれる蛇口の部品です。この部品を交換することで、蛇口からのポタポタ水漏れを直すことができます。
コマパッキンは、ホームセンターやネットでも購入できます。特殊な工具ではなく、ご家庭にもある、プラスドライバー・マイナスドライバーと水栓用プライヤーと交換用のコマパッキンを準備すれば、個人でも交換修理をすることができます。
コマパッキンは1種類ではないので、蛇口によってサイズが異なります。水漏れ修理をしたい蛇口の型番を調べて、どんなコマパッキン(ケレップ)を使っているかを調べてから購入をしましょう。違うサイズのコマパッキンを使っても水漏れを直すことはできません。
止水栓はどっちに回せば水が止まるの?
💁 止水栓で水を止めたい時は、時計回り(右回し)に動かなくなるまで回しましょう。
バルブをまわした回数を覚えておくと、水を出すときに水の勢いも一緒に戻すことができるので安心です。
ご自宅の止水栓の場所はご存じですか?
⚙ 水漏れ修理の作業は、まず止水栓を閉めて水を止めることから始まります。
住居の形態によって、止水栓の場所は異なります。
一戸建ての場合は、屋外にある「量水器」「止水栓 メーター」などと書かれたメーターボックスの中にあります。水道メーターに繋がるバルブを、時計回り(右回し)に動かなくなるまで回しましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、玄関の近くにあるメーターボックス(もしくはパイプスペース)にあります。水の止め方は、戸建てと同じように、水道メーターに繋がるバルブを時計回り(右回し)に動かくなるまで回すと水が止まります。
☛ 集合住宅の場合、いくつも水道メーターが並んでいてどれが自分の家のものかわかりずらい場合があります。そんな時は、水道メーターのフタの裏に記載がされていたり、どこかに部屋番号があるのでよく確認してから水を止めましょう。
※水漏れしている蛇口につながる止水栓があれば、これを止めて作業できます。この場合他の場所の蛇口は通常通り使用できます。
作業の前に、蛇口の構造を知ろう!
🔧 コマパッキンの交換は、蛇口の一部を分解することになります。なので、蛇口の簡単な構造を知っておくと、作業がスムーズにすることが出来ます。
☛ 一般的な蛇口の内部は、上から「ハンドル」「キャップナット」「三角パッキン」「座金」「スピンドル」「コマパッキン(ケレップ)」の順番に組み立てられています。
水漏れの原因となる「コマパッキン」は、蛇口の吐口に流れる水をせき止める部品です。経年劣化で、その止める力が弱まり水がポタポタと漏れてしまうのです。
蛇口ハンドルから順番にはずす
1 では、水漏れ修理作業を始めます。
ここでは、一般的な蛇口で説明をします。製品によっては構造が異なる場合があるので、取扱説明書を見て作業をはじめましょう。
準備する工具は、プラスドライバー・マイナスドライバー・水栓用プライヤーです。そして、水を拭き取るための雑巾を何枚か準備しておきましょう。
☛ ハンドルの天辺にある、キャップはマイナスドライバーを隙間に差し込むと簡単に外すことができます。キャップをはずすと、ネジが見えるのでプラスドライバーを左に回すと、ハンドルが取り外せるようになります。
水栓用プライヤーで、キャップナットを左に回すとはずせます。製品によっては、キャップナットの上にアダプターが付いている場合があります。
三角パッキンは、マイナスドライバーを隙間に差し込むとはずすことができます。このとき、水がついていると手が滑ってしまいケガをしてしまう危険性があるので、雑巾で水を拭き取ってから作業をしましょう。
古い蛇口コマパッキンを取りはずす
2 三角パッキンをはずすと、スピンドルと座金が見えます。水栓用プライヤーを使って、スピンドルの上部を左に回して緩めれば指で回して外すことが出来ます。
ときどき、スピンドルとと外すときに、コマパッキンもくっついて取れることがあります。そんな時は、スピンドルとコマパッキンをひねるなどして力を加えれば、引き抜くことができるます。
☛ スピンドルにくっつかず、蛇口の中にコマパッキンがある場合は、水栓用プライヤーの先でつまみ出すことが出来ます。届かなかったり掴みづらい場合は、ピンセットを使うと取り外すことが出来ます。
新しい蛇口コマパッキンを取り付ける
3 新しいコマパッキンを取り付ける時の向きは、ゴムが付いているほうを下に蛇口の中に入れます。スポッと中にいれるだけで十分です。
☛ あとは、取り外した時と逆の順番で、部品を取り付けるだけです。
スピンドルを指でねじ込みながら、ついていた座金を上に付けます。三角パッキンを取り付けたあと、キャップナットを指で軽く右回しに取り付けたあと、水栓用プライヤーを使います。あまりきつく締めすぎると、ハンドルが固く回らなくなってしまいます。きつく締めたあと、少しだけゆるめると良いでしょう。
アダプターが付いている場合は、ハンドルよりも先に取り付けましょう。プラスドライバーでハンドルのネジをしっかり締めて、キャップをつければ組み立て完了です。
止水栓を開ければ蛇口コマパッキンの交換作業は完了!
😀 蛇口を組み立て終えたら、止水栓を反時計回り(左回し)にしっかり回すと、また水が出るようになります。
交換修理をした蛇口の水をゆっくり出してみましょう。無事に水が出て、ハンドルや根元から水が漏れていないか確認したり、水を止めても水漏れがないかを確認しましょう。
☛ 問題なければ、交換修理完了です!
もし、水・お湯の両方からポタポタとした水漏れがある時は、ここで説明した交換作業を両方でおこないましょう。
一番安心できる我が家でも、築年数が経てば経つほど安心できないのが、経年劣化による故障です。その中でも、蛇口の故障も少なくはありません。蛇口の寿命は10年程と言われています。築10年以上の中古住宅を購入したときや賃貸で借りたとき、蛇口のメンテナンスをしていないと、ポタポタと水が止まりづらくなっていたりします。実は軽度の蛇口の水漏れ修理でしたら、意外と自分でも解決できてしまうのです。今回はホームセンターで購入できる部品で解決できる蛇口の水漏れ修理方法をご紹介します。
水道修理までの流れ
まずは水漏れ箇所をチェック
まずはどの箇所から水が漏れているのかチェックしてみましょう。箇所によってホームセンターで買わなければいけない部品が異なりますので、併せてご紹介します。部品を取り外すときは、モンキーレンチやプライヤなどで外しますので、もしご家庭にない場合は併せてホームセンターで購入しておきましょう。
① 吐水口の水漏れ
【必要部品】ケレップ(コマ)
② パイプの根元の水漏れ
【必要部品】自在パイプ取付パッキン
③ 取り付け部分からの水漏れ
【必要部品】シールテープ
④ ハンドル下のナットから水漏れ
【必要部品】水栓ハンドル内パッキン
※このタイプの蛇口では別の作業になります。
⑤ レバー式ハンドルの水漏れ
【必要部品】カートリッジ
⑥ サーモスタット式混合水栓の水漏れ
【必要部品】カートリッジ(種類によってはメーカー問合せの場合有)
水漏れ箇所を特定できたら、次は水を止めます
箇所が分かれば後は修理するだけ・・・と、その前に止水栓を閉めましょう。そうしないと、蛇口の一部を取り外すことになりますので、せっかく蛇口で水を止めていたものが溢れて、勢いよく水が噴き出してしまうこともあります。止水栓の場所は、一戸建てであれば道路と敷地の間あたりに、マンションやアパートなど集合住宅であれば玄関の外側の隣にあるかと思います。
実際に修理しましょう!
症状ごとに修理方法をご説明します。
① 吐水口の水漏れ
ハンドル下にあるカバーナットを取り外します。
カバーナットを取り外すとハンドルを外すことができるので、ハンドルを左に回して取り外します。
ハンドルを取り外すと、ケレップ(コマ)が見えますのでピンセットなどで取り出して交換します。あとは元に戻して吐水口の水漏れ修理の完了です。
②パイプの根元の水漏れ
水が漏れている箇所のパイプナットを緩めて取り外します。
パイプを引き抜くと、黒色のパッキンが見えますので、このパッキンを新品に取り換えましょう。
取り替えましたらパイプを戻し、パイプナットをしっかりと締めることができればパイプの根元の水漏れ修理の完了です。
③取付け部分からの水漏れ
水栓本体を壁から取り外します。このとき配管が錆びている場合がありますので、無理に引っ張らずゆっくりと取り外します。
配管内や口の周りにゴミが無いか確認します。ゴミが残っていると隙間が生まれ、水漏れの原因になってしまいます。
蛇口の接続部分にシールテープを先端から奥へ時計回りに巻きつけます。目安としては7~8回程巻きましょう。
水栓を壁に取り付けますが、時計回りに回して取付けましょう。このとき角度がずれたからといって、反時計回りに戻すと水漏れの原因になりますので。もし、角度がずれた場合はやり直しましょう。無事時計回りだけで取り付けることができれば取付け部分からの水漏れ修理の完了です。
④ハンドル下のナットから水漏れ
ハンドル上にあるビスを取り外します。
ビスを取り外すとハンドルを引き抜くことができますので、引き抜きます。
カバーナットを緩めるとパッキンが取り外せますので、このパッキンを新品と交換します。
パッキンを交換したら、カバーナットをしっかりと締めてハンドル→ビスの順番に戻せば、ハンドル下の水漏れ修理の完了です。
レバー式ハンドルとサーモスタット式混合栓の場合
次に「レバー式ハンドル」「サーモスタット式混合栓」これら2つのタイプから水漏れが起きている場合は、ハンドルの中にカートリッジと呼ばれる部品があり、カートリッジの故障により水漏れが起きています。カートリッジの交換はメーカーによっても方法は様々ですので、ここでは一例を紹介します。難しいと感じたら、壊す前に業者に相談しましょう。
⑤レバー式ハンドルの水漏れ
ハンドルの上にあるキャップを取り外すと、中はビスで止められています。ドライバーでビスを緩めてレバーハンドルを取り外します。
固定ナットをスパナなどで反時計回りに回すことで緩めることができます。
固定ナットを取り外すとカートリッジが取り出せますので、新品と交換します。
固定ナットやレバーハンドルをしっかり締めればレバー式ハンドルの水漏れ修理完了です。
⑥サーモスタット式混合栓の水漏れ
ハンドルの外側にあるキャップを外します。
キャップを外して、そのままハンドル、セレーションリングを外していくと、固定ナットがむき出しの状態になりますので、モンキーレンチなどで固定ナットを緩めて取り外します。
サーモスタットカートリッジを引き抜くことができますので、新品と取り替えます。
順番を間違えないように元に戻して、水漏れが発生しなければ修理完了です。
自己解決によるメリットとデメリット
無事に蛇口の水漏れを修理することはできましたか?自分で解決できると、次回からも自分で対応できますし、なによりも業者に依頼する費用を抑えられることができるのが嬉しいですよね。こういった少しの修理がきっかけで、DIYが趣味になる人もいるようです。しかし、蛇口の修理は、作業工程は簡単ですが、慣れないと難しいことも多いです。
例えば少しの緩みで水漏れが起きたり、蛇口をはめても角度がずれてしまい何度もやり直さないといけなかったりします。それは決して中途半端な作業をしたわけではなく、水漏れ修理に慣れた職人だからこそできる作業なのです。実際に、自分で直してみたが何度も水漏れしてしまって完全に直らないというトラブルも少なくありません。
修理する際の選択肢には、「自分で解決する」「業者に依頼する」という二つの選択肢があります。絶対にこっちの選択をした方がいいとは言えませんが、まずは両方のメリット・デメリットを十分に知った上で選択されると、後悔はしないと思います。自分で解決する場合は修理方法を見ながらではなく、最後まで調べて難しそうかもと思えば、止めて業者に依頼するのも正解です。この記事がその選択肢の参考になれば幸いです。


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