庭木(植木)の伐採方法 自分で切る・倒す 道具や処分の仕方
庭木の伐採について、お悩みですか?
庭の木が大きくなりすぎて庭に影がさしてしまったり、虫がわいたり、隣の敷地に越境してしまったり、電線にひっかかったり、落ち葉が大量に降って掃除が大変、といったお困りになるケースがあります。
もし、自分で行うことを決断した場合は木を伐採するときに必要な準備方法や伐採してからの処分の方法、最終手段として自分で行うことが困難な場合、業者に依頼するケースがあると思います。伐採についての準備から方法、業者を選択する時の注意点などを中心にこの記事で皆さんへお伝えしていきます。
※伐採は初心者が行うには大変危険ですので、必ず専門の職人さんから指導を受けてください。
目次
伐採を行う前の準備
必要な道具について
チェンソー
木を伐採するため(受け口・追う口・枝払い)には絶対に必要な道具です。
身の危険を伴う道具になるので、使用方法には十分注意しましょう。
金額はピン切りですが、安いもので1万円以内、高価なものでも30000円以内で買えるものが全体の約8割を占めています。
当然ですが、高価なチェンソーの方が高性能で切れ味が良いです。
防護メガネ
チェンソーを使用する際にもの凄い勢いで木の屑が飛ぶため、
目を防ぐために防護メガネを着用します。
刃物系の工具を使用する際は必要になるので、揃えておきましょう。
金額は安価で2000円以内で購入できるものがほとんどです。
防護服
チェンソーの刃から身を守るために防護服を着用しましょう。
防護服というと、害虫駆除などで使用するイメージがありますが、
そうではなく、アウトドアタイプの作業服のイメージに近いものがあります。
詳しくはハスクバーナー社の防護服を確認してみましょう。
http://www.husqvarna.com/jp/patsu-akusesari/purotekutibu-sogu/
金額はクラシックのシリーズの1万円台からテクニカルストリームの3万円台のものがあります。高価なものが多いので、使用用途によって選択していきましょう。
ヘルメット
高い所から枝が折れて落下する危険があるので、ヘルメットも必ず着用しましょう。
ヘルメットも金額がピン切りですが、先程紹介したハスクバーナー社にも専用ヘルメットが掲載されていたので、個人的にこちらをオススメします。
金額はamazon経由なら1万以内で購入できます。
手のこぎり
チェンソーが使用できない場面で活躍するのが手のこぎりです。
のこぎりというと大きいイメージがありますが、手のこぎりはスマートなタイプが多く、片手でも使用できて切れ味が良いものが多いです。
金額は5000円以内で購入できます。
ロープ・スリリングベルト・滑車・くさび
木を引っ張るときや方向を変えるときに必要になるので必ず4つセットで用意しましょう。
ロープはナイロン製で10メートル以上もの、スリリングベルトは2メートル以上のもの、
予備でそれぞれ2本ずつあると良いと思います。
金額はそれぞれ5000円以内で購入できます。
お祓いについて
日本では昔から木には精霊が宿ると言い伝えられているのはご存知でしょうか?
日本文化として木の伐採を行うことは良くないとされていますので、
伐採する際はお神酒をお供えして、盛塩をして手を合わせましょう。
庭木は家の守り神ですから、ただ手を合わせるのではなく、心をこめて感謝の気持ちを伝えることが大事です。
お祓い方法が分からない場合は神社でもお祓いを施すことができるので、最寄りの神社に相談してみましょう。
自分で庭木を伐採する方法
伐採方法について
伐採する方向を決める
庭木を切り始める前に木を切る方向をあらかじめ決めておきましょう。
何も考えずに切ってしまうと、思わぬ方向に転倒して周りに迷惑をおける危険性があるからです。
必ず倒したい方向にロープを張っておくようにしましょう。
準備が整ったら伐採を開始する
準備が整ったらチェンソーを使用して、木を伐採してみましょう。
切り終えた後の木は驚くほどに重量があるので、自分の肩高さまで切ってから根元近くを伐採してみましょう。根元の近くで切ってしまうと処分が大変になるので、10cmほど残して伐採を行うことをオススメします。
言葉で伝えても難しいと思いますので、今回は安全に伐採を行う方法をわかりやすくお伝えします。
まず初めに倒す方向に切り込みを入れます。
これを「受け口」と呼びます。
受け口は幹の直径の3分の1を目安に30度から45度の角度で切り込みを作ります。
この受け口をいかに正確にして伐採したい方向に垂直に作るかが大事なポイントになってきます。
次に受け口とは反対の方向に「追い口」という水平な一本線の切り込みを入れます。
注意点は全部切るのではなく、受け口と同様に3分の1ぐらいに入れましょう。
両方の切り口を入れたら、「伐倒方向」(追い口から受け口)の方に木を押してみましょう。
びくともしなかった木がゆっくりと安全に目的の方向へと倒れていくのが確認できると思います。
木の処分方法について
木を切ったら、その場所に放置するのではなく処分を行いましょう。
処分方法としては、ゴミの大きさによりますが可燃ゴミの中に入りそうであれば、普段ゴミを捨てるときと同じように紐でしっかり結んで、決められたゴミ収集所の場所へ持っていきましょう。
また量がたくさんある場合、自治体によっては可燃ゴミとして捨てることが可能なので、事前にホームページで問い合わせ窓口を確認しておきましょう。
業者に庭木を伐採してもらうときは?
業者に依頼する際の注意点
業者に依頼するときの注意点として、複数業者に見積りを出してもらうことをオススメします。
実際に伐採を行う木を写真で送れば見積りを出してくれるところもありますので、必ず確認しましょう。
また、インターネットで検索して実際に利用したお客様の声などをみて、評判を確認することも大事です。
大切な庭木を伐採するので、安心して依頼できる業者を探していきましょう。
業者に依頼する時の相場について
庭木の伐採を業者に依頼した場合の費用は庭木の大きさやそのときの状態によって決められてしまうので、いくらとは正確な情報はお伝えできませんが、目安として木の幹が10センチ以上ある場合で、5000円以上はかかるのではないかと思います。50センチ以上を超えると数万円の費用がかかると見込まれます。
金額がはっきりしない場合は必ず業者に確認して事前に見積りをとってもらうようにしましょう。
最後に
庭木の伐採は自分の身の危険を伴いますし、お祓いや切り方を理解しないといけないので初心者にとっては難しいことが多いです。もし自分で行う場合は怪我がないように、安全を最優先して準備をしっかり行い、伐採方法や処分方法を検討してみましょう。また大切な庭木なので、詳しい人に相談してじっくりと考えてから伐採を行うようにしましょう。
もし不安な方は弊社でも庭木の伐採作業を行なっておりますので、お気軽にお電話ください。
この情報がみなさんに役立つことができれば幸いです。


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